七面山
七面山への登山道の途中まで行って来ました。
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実際のコース
- 往路:宇無ノ川峡の登山口からスタート(1)→資材運搬用ゴンドラ鉄塔1(2)→資材運搬用ゴンドラ鉄塔2(3)→仮設小屋1(4)=林業用モノレールふもと終端(5)→林業用モノレール頂上終端(6)=林道南端(7)→仮設小屋2(8)→林道頂上(9)→「篠原⇔七面山」看板(10)
- 復路:「篠原⇔七面山」看板→宇無ノ川峡の登山口
実際のコースが予定コースと異なった理由:
- (10)にてタイムオーバー。
地点説明
(1):谷瀬の吊橋よりスリリングな吊橋を渡る。(写真は渡り終わってから対岸を撮ったものです。)
(2):登山口側の林道からケーブルがここまで延びているようです。
ケーブルを伝って、何か物資を運んでいたんでしょうか。
ケーブルを支える鉄塔、ケーブルは錆付いています。
(3):また鉄塔を発見した。プレハブ小屋も付いていた。
ケーブルも鉄塔も錆付いている。
小屋の中には、ケーブル巻き取り器と、付随する2本の操作レバーがあった。
小屋の柱に操作方法がメモってあった。
小屋の壁の白いプレートに「〜育林会」と書いてあった。
林業関係の設備だろうか。
(4):生活感のある小屋を発見した。
小屋のドアにも窓にも鍵がかかっていた。
近くに清流があり、小屋の中は台所やちゃぶ台等があった。
小屋の付近に一升瓶が散乱していて、獣の頭蓋骨も落ちていた・・
小屋の傍に林業用モノレールの駅小屋があり、赤い乗り物が収まっていた。
レールが山の上へと伸びていることから、
ここを拠点に山上で作業をしていたようだ。
(5):レールは尾根沿いに上昇していく。
沢に鉄骨を渡してその上にレールが設置されていたり、45度近い傾斜を這っている箇所もあった。
モノレールの駅小屋が途中にあった。
小屋の中には、ふもとにあったような赤い乗り物が収まっていた。
モノレールが分岐していた。
分岐先は10mほど伸びて、終端となっている。
モノレールが片道しかないので、
上下線がすれ違うときに、ここに誘導して
一時的に退避させるのかもしれない。
(6)=(7):この小屋からすぐ上はモノレールの頂上終端だった。
その終端は林道につながっていた。
この林道は地図に載っていない。
西方向に進むのはやめて、モノレール終端地点に戻る。
林道はモノレール終端地点から北方向へも続いている。
きっと業者はこのライトツナ缶を食べて
この林道をこしらえたのでしょう。
お仕事お疲れ様です。
廃車となったハイエースを覗いてみた。
走行距離は約70000kmを示していた。
クラクションも鳴らなかった。
仮設小屋には洗濯機や風呂や、近くに物置もあった。
水道は沢の水を流用しているようだ。
小屋には鍵がかかっている。
(9):道中、鹿と追いかけっこしました。
彼らは高々としたジャンプ力で山をピョンピョン行きます。
とても追いつけません。
林道を歩き続けて、尾根に出ました。
看板の「この先」とは七面山への尾根道のことを指してるんでしょうか??
林道は尾根を越えて、北側に沿って下降していきますが、
私は尾根道を進んで行きます。
七面山への尾根道から北方向を臨むと、明星ヶ岳から西方向に伸びるなだらかな尾根が見えます。
(10):そろそろ引き返さないといけないなと考えていたとき、
「七面山まで80分の」看板が。
今から80分かかるのは時間的にきつい。
ここで引き返すことにしました。
9時に登山口から入り、現在13:45です。
今から登山口に戻れば、18:00くらいに着くでしょう。
帰り道の途中、北方向の谷を臨みました。
端整な谷です。
紅葉の際は綺麗なことでしょう。
さきの林道はあそこまで続いているようです。
それにしてもよく、この山に林道を通そうとしたもんです。
さきの尾根は標高1200mです。
登山口(標高650m)でさえ、冬は雪が積もります。
(1):今日歩きました道は、地図に載っている登山道と
明らかに違うので、地図にある登山道はどこから行くのか、
(1)付近でうろうろして探してみました。
そうすると「立ち入り禁止」の看板の裏、沢側に細い登山道が。
こっちが地図に載っている登山道のようでした。
こっちの方が危険そうで面白そうです。
機会があれば、次回はこっちを行くことにします。
林道を歩行中、沢に茂る木に止まっている青い鳥を発見。
綺麗ですね。
青い鳥は初めて見ました。
感想
最近、山に登る目的が登頂ではなくなってきている。
登頂は二の次になっていて、
いかに山中で新しい発見ができるか。
新しい発見を楽しめれば、登山道でなくても構わない。
特に、登山道を歩くだけの登山はつまらなく感じてきたから。
登山道でなくても、今日のように新しい発見はある。
さらに、人がほとんど通らない道であれば、自然はありのままの姿を現してくれる。
今日の登山ではそれを実感しました。