大山(おおやま)

大山(おおやま)に登ってきました。

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昨日に引き続き、3/15(日)は早朝から快晴だった。
今日は東海自然歩道を歩いて、大山(おおやま)に上る。
徒歩のみで山に登るのは初挑戦である。
普段全く運動しないため、体力に自信がないか不安であるが、
なんとかなるだろう。
疲れたら途中で引き返せばいい。


車で寸又峡PAを出発し、県道77号沿いに山を下る。
まずは昼飯を買いに行く。
コンビニが見当たらない。10kmくらい走ってようやく見つけた。
どうせコンビニまで来たのなら寄り道しようと、
道の駅「フォーレなかかわね茶茗舘」に行った。
道の駅というより、茶店のような雰囲気だった。



朝9時頃に行ったにもかかわらず、地元の人と見られる方々が
多く集まっているようだった。女性しかいなかった。
外の庭ではボール遊びをしている女性たちがいた。
建物は和風な造りで、中に入るとパイプ椅子が並んでいた。
ここで何かの公演があるのかもしれない。


お茶とお菓子が楽しめる店もあった。
朝9:30から営業と書いてあった。今はまだその時間になっていない。
しかしいらっしゃいませと言われたので、既に営業しているのかもしれない。
だが男一人でこういう場所の茶店に入るのは勇気が必要だった。
でも今思うとお茶とお菓子を食べておけばよかった。
今度行こう。
ちなみに駐車場は10台くらいしかなく、
ここで快適に車中泊するのは無理そうである。


大山に向かう。
大井川から藁科川に向かう国道362号の途中で開花した桜を発見した。
朝は日の当たらない場所であるが、昼は日が当たって暖かくなるのだろう。
国道沿いの土手に桜が並んで植えられており、綺麗だった。







昨日見た桜とは種類が異なる。こちらがソメイヨシノのようだ。
昨日のは山桜か?


大山のふもと(寺島)に着き、徒歩に切り替える。
道がよくわからなかったが、たまに東海自然歩道の標識が
立っているだろうから、迷うことはない。
しばらく歩くと坂本川の橋があり、正面に山が見えた。
方角的に、その山がどうやら大山らしい。



茶畑を縫う道路を歩いていくと、道端に菜の花が咲いていた。
快晴だったので、花の色がよく映えていて綺麗だった。



山の中に入りしばらく歩くと、道がゲートで封鎖されていた。
そこから先に進んでいいものか迷ったが、東海自然歩道の標識が傍にあり、
さらに、人が通れるくらいのスペースが開けてあるように見えたので、
歩いて入ってもいいのかもしれない、と思って進むことにした。


舗装された道路から砂利道に変わる。
ところどころで見かける滝は坂本川の支流か本流だろうか。
昨日の雨のせいか、滝の水量には勢いがあった。
ウグイスの鳴き声が聞こえてきたり、
見かけないチョウチョが飛んでいたりした。
自然の中を歩いている気分だった。


このチョウチョは名前がわからなかったが、
調べるとアオスジアゲハということがわかった。
すばしっこく飛んでいて、なかなか写真に収まってくれなかった。



少し見晴らしのいい場所があったので、昼飯にする。3分の2程歩いた。
おにぎりとパンを食う。
ここまで山を上っている人、下っている人を全く見かけなかったが、
誰か他に歩いているんだろうか。


昼飯を終え、山を上っていくと、山を下る人とすれ違った。
彼らは登山用?ウォーキング用?の服、装備をしていて、それなりの格好だが、
僕は普段着だ。
ここまで登山者と出会わなかったので、
僕にとっては彼らの存在が浮いて見えたが、
彼らにとっては僕の服装が浮いて見えただろう。


もうそろそろ大山山頂だと思う頃、分かれ道があった。
片方は突先山、片方は大山に続いている。
突先山はこのとき存在を初めて知ったが、大山より少し高いらしい。


大山方向に向かうとNTTの通信基地が見え、すぐに山頂にたどりついた。


頂上からは富士山、南アルプスの山々、静岡市街が見渡せた。
特に静岡市街の見晴らしは思ったよりいいもので、登山した気分になれた。



富士山

静岡市

南アルプス(藪が邪魔でよく見えない)


山頂にはテーブルがあり、登山客が休憩していた。
東海自然歩道のルートが示された看板があり、色々書いてあった。
こういう看板は普段意識して見ない。



眺めてみると、東には竜爪山があるらしい。
名前は聞いたことがあるから有名な山なのだろう。
次回静岡に来たときは竜爪山に上ってみよう。


山を下り、寺島に止めてあった車に戻った。
今日歩いたルートは、下図における寺島のウェイポイント〜大山のウェイポイントである。
行きと帰りで同じ道を歩いたのに、GPSロガーにはなぜか異なるルートが
記録されている。
歩道の上空は杉等で埋め尽くされていたため、GPSの電波が届かなかった
のかもしれない。



寺島を出発して帰着するまで5時間かかった。
標識では片道8kmだったから、平均3km/hで歩いていたのだ。
5時間続けて歩いたことは生まれてこの方1回あったが、10年ぶりくらいのため、
足と足裏と足指が大変痛くなった。
特に足の親指が痛くて、水ぶくれができているような痛みだ。
早く温泉に入りたい。


全日本道路地図で温泉を探すと、道の駅「川根温泉ふれあいの泉」を発見。
大井川にあるのだが、距離にして約20kmの道のりである。
今回の旅行で、大井川と藁科川を峠を越えて往復したが、この間の旅行でも峠を往復した。
この2つの川を結ぶトンネルができればいいのになあ。
即座に車で出発し、目的地を目指す。


県道63号を通って峠を越える途中に、桜が。
今度は、夕方になると日の光があたらない場所にあり、
またも日陰の暗い中写真を撮った。




川根温泉に到着すると、まずその混み具合に驚いた。
何故こんなにも混んでいるのだろうか。
温泉、プール、足湯があるからだろうか。
駐車場は満杯で、一番遠くの駐車場に車を停めた。




入浴料は500円、プールは700円、両方入ると1000円だった。
温泉は人が多い割にはそれほど広くなく、人でごった返していた。
温泉自体は良い湯加減であり、歩き疲れた体を十分に癒してくれた。
疲れた体で入る風呂は格別である。


露天風呂からは外の景色が一望でき、大井川鉄道を遠くに見ることが
できるのかもしれない。僕は目が悪いので見えなかったが。
露天風呂は温泉が塩辛かった。


風呂上りにコーヒー牛乳を飲み、東名で自宅へと帰った。