銅山峰、西赤石山

東平(とうなる)資料館から歩いて銅山峰を経由、西赤石山に登りました。

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5:30に起きて6:30に東平資料館を出発した。
水筒の水が500mlしかなかったので自販機で水を買いたかったが、
飲み物の半分以上売り切れで、コーヒー(なぜか1種類も売り切れていない)か
ミルクティーしかなかった。ミルクティーを飲むことにした。
このミルクティーもいずれ売り切れるだろう。


東平資料館から山奥へ向かうと、鹿森ダムからの登山道があった。
少し進むと第三通洞に着いた。
第三通洞の横に銅山越への登山口があった。
しばらく川沿いに進むと山側へ登っていく分岐道(銅山越へ登る
馬の背経由ルート)があったが、どこに行けばいいか
わからなかったので、川沿いに進むことにした。



ここらも雨量が多いせいか、苔がむしていた。
橋を渡ったり川沿いに進むこと1時間30分、第一通洞に出た。



すぐ近くに銅山峰ヒュッテがあった。
新居浜市を遠くに眺められ、ヒュッテにいたおじさんの一人が朝食をとっていた。
さらに進むと銅山越への道と別の道(先程の馬の背経由ルートを行くとここに出る)に
分岐していた。



ここの分岐からの道は狭く少し急になる。
ミズナラなどの木が両側に生い茂っていた。


ヒュッテから30分ほどで、銅山越に着いた。



尾根は台風のごとく風が強く、霧が南側から銅山越を乗り越えて
北側へ吹き下っているのがわかった。
尾根に立つと霧が我が身を奪い去っていくのではないかと思った。
日常では見られないエクストリームな風景を目の当たりにし、
このままここにいても大丈夫だろうか、引き返そうかと思ってしまった。



今日の愛媛は曇り時々雨なので天気が悪いのだろうか。
雨対策に傘を持ってきたが、吹きさらしの場所ではまともにさせない。
下手をすると飛ばされそうになる。その上、雷が落ちそうで怖かった。


西へ続く道は砂礫の道で見晴らしがよさそうだ。西山に続く道らしいが、西赤石山は反対方向である。




高山植物が群生しており、名前はわからないが、
こんなところでよく育つな。



尾根を西赤石山方向へ歩いていくと、クマバチ?が道の脇を
地面すれすれに飛んでいた。蜜でも集めているのだろうか。
吹きさらしのところに出てきたので、屈みながら風が弱くなるのを
待っていると、木の枝に取り付く泡を見つけた。両生類の卵だろうか。



時々来た道を振り返ると、景観に圧倒された。風雨にもかかわらずすばらしい景色だった。
少し晴れたときにわかったのだが、尾根を通過する霧の遥か上空にも雲があった。
それらの雲は雨雲であるものの、より上空へと押し上げられた雨雲のため、まだ雨を降らしていなかった。



雷の心配はしなくていいかもしれない。
雨は依然降っているものの、せいぜい小雨だった。


岩を越えて何かしらの頂上に着いた。
よく見ると西赤石山だった。狭い頂上だった。
地面は赤くはなかった。赤っぽい山はどこにあるのだろうか。

帰りに見晴らしのよい岩場で晴れ間に赤っぽい山が見えた。
西赤石山より北東にあった。頂上付近が赤い瓦礫だった。
西赤石山より若干低いが、高い山である。




もう疲れていたし道がわからなかったので、赤っぽい山は諦めることにした。


帰り道に気づいたが、遠く西にここと同じくらいの高さの山があった。



帰りは雨が降ってきて、銅山越に着く頃には傘をささなければ
雨を防ぎきれなくなった。


銅山越から降りたところの分岐では、馬の背経由で
第三通洞に向かう道を進んだ。
来たときのルート(川沿い)と比べると、斜面を下降しているためか、急だった。
分岐が1箇所あったが、両道はすぐに合流した。



東平資料館の手前でイモリが雨を浴びていた。
じっとしていて全く動かない。



東平資料館と西赤石山を往復して6時間だった。



新居浜温泉パナスで汗を流し、家に帰った。