接阻峡〜寸又峡

接阻峡、寸又峡あたりを無計画に旅行してきました。

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旅行に行くならできるだけ晴れの日がいい。
3/13(金)の夜に天気予報を見ると、静岡は翌日晴れだった。
というわけで3/14(土)、15(日)は静岡に行ってきた。


夜1時に雨の中、自宅で出発する準備をし、自転車やら布団やらを車に積み込む。


甲南PAで一泊し、昼頃静岡ICを降りた。
そのとき空は曇っていたが、静岡市内を走るうちに、天気予報のとおり
すぐ晴れてきた。


一日前の天気予報は当たる確率が高いので、
一日前もしくは当日になってから目的地を決めるようになった。
晴れを狙う俺にとっては、天気予報は当たらなければ意味がない。
最低でも、移動時間後の当地の天気が分かればいいのだ。
当地に着く頃にはその天気になっている。


今日は快晴になりそうだし、雨の後で空気の透明度も高いはず。
どの山でもいいから地図で探していると大山(おおやま)が目に入った。
東海自然歩道が頂上まで繋がっているようだ。
自然歩道なら初心者の俺でも苦痛なく登れると思い、
本日、大山に登ることに決定した。


大山のふもとに向かう途中、満開の桜を発見したので、写真に収めた。
今年になって初めて見た桜だ。





大山のふもとに着いたときには昼3時近くだったので、
今日登るのは諦めて、明日登ることにした。


明日やることは決まったので、寝る場所を探す。
地図を見ると、現在地から山を上っていったところに、
接岨峡があるようだ。
今日は接岨峡温泉に入り、どこか近くで車中泊することにしようか。


接岨峡に向かう道に富士見峠があり、そこに展望台があった。
南アルプスを望めるが見晴らしはあまりよくない。
そこのトイレは暖房中と貼紙がしてあり、中に入るとヒーターらしいものが
壁に取り付けてある。手を近づけると暖かかった。
水道が凍らないための対策らしいが、
部屋を暖めて効果があるのだろうか。
接岨峡に泊まるところがなければ、最悪の場合ここの駐車場に泊まろう。


接岨峡に着くと、まずダムが見えてきた。
ダム水門の上を渡ると、T字路になっており、
通行止めらしく、迂回路を進んだ。
街中を少し走って、山道を走って接阻峡温泉に到着した。



温泉は石鹸もシャンプーもついていて300円と安い。
シャワーからお湯が出にくく、勢いも少し弱かったが、
温泉には十分満足した。
お湯はアルカリ性でぬるぬるしていて、肌もぬるぬるになった。
(大井川系の温泉はアルカリ性が多いのだろうか?)
地元のおっさん数人が同時に湯船に入ると少し狭かったが、
ちょうどいい湯加減で体の芯まで暖まり、気持ちよかった。
20:00まで営業しているらしい。
個人的なポイントをおさえているいい温泉である。
(ちなみに寸又峡の町営温泉(美女づくりの湯)は18時まで。)


今日の車中泊場所を決めなければならない。
近くに寸又峡PAがあるので、そこに泊まろう。
日が暮れてきているので、すぐに出発した。


ナビどおりに進んでいると、山側の細い道へと右折の指示が出る。
まっすぐ進めば広そうな道なのに、なんでわざわざこのような細い道へ
誘導するのか。
でも寸又峡まで続いていない可能性もあるし、ナビのとおりに山道を走る
ことにした。
すぐに落石だらけの狭い国道となった。
大きな石が落ちていると、パンクが怖いので車から降りて石をどかして進む。


ダム側の視界が開けると、ダムを望む小さな展望台(台があるだけ)があり、
そこからダムが見えた。
辺りは真っ暗だったので、
ダム堤防がライトで照らされているのしか見えなかったが、
一台の車がダムに沿って走っているのが見えた。
やっぱり下の道があって寸又峡に行けるのではないか。
後悔しつつもここまで来れば突っ走るしかない。


1時間と思ったより時間がかかり、寸又峡PAの駐車場に到着した。
夜中は気温3度で寒かった。
日中は暖かくて春のようだが、まだ夜は寒いようだ。


前にもここに来たことがあるが、駐車場は結構広い。
ほぼがら空きである。
車を停め、車内で焼酎をのみ、適当に寝た。


明日に続く。