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弥山(みせん)〜七面山縦走

大峰山脈の弥山に登頂し、続いて七面山へと縦走してきました。

大きな地図で見る


余談
黒滝にある道の駅を出発し、国道309号を通って、取り付き地点まで移動しました。
新笠木トンネルを通らずに、峠経由の旧道から行こうとしたら
途中で道路が崩壊していました。
諦めて元の309号に戻る。


予定コース
スタート地点から下図の青線をたどって弥山登頂を目指した。


実際のコース

  • 往路:スタート地点から取り付き→尾根沿いに登る→弥山→七面山
  • 復路:七面山→弥山→東尾根沿いの登山道を下る→国道309号行者環トンネル入り口→スタート地点


地点説明
スタート地点:国道309号沿いの法面横から侵入。


(1):尾根に取り付いて数十メートル進んだら、またも林業用モノレールを発見・・
先週も七面山への登山中にモノレールに出くわしたし、奈良はモノレールが多いんだろうか?


このモノレールはどっから始まっているんだと少し考えたら、
確かスタート地点の近くに小屋があったことを思い出した。
そういえば、その小屋から金属製のレールが出ていました。
小屋のシャッターは閉まっていたが、こういうのっていつ使ってるんだ。


モノレールは尾根沿いに上昇していきます。


(2):モノレールが手前に向かって分岐しています。
先週もこういうレールありました。
単線のため、ここに退避させるんでしょう。


北側の尾根を望むと、面白そうな尾根でした。


(3):ふと後ろを振り返ると、尾根が二つ。
私がたどってきた尾根は右側。
左側の尾根を下ると、北側の沢に落ち込みます。


地図を持たないなら、どっちの尾根を下ればいいかなんて
わかりません。
遭難する割合が、登りよりも下りに多いのが納得できます。
この下りは慎重を期すでしょう。


(4):このあたりから常緑樹が増えます。


(5):北側の沢はどうなってるのかと覗くと、
水などは全くながれておらず、白いザレ場となっている。
石灰質なんだろうか?


(6):モノレールは尾根を回避するようです。


私は予定通り尾根を進みます。


(7):岩の壁が立ちはだかります。


北に伸びる岩壁。


岩壁に接近すると、この隙間から登れそうです。


尾根岩に張り巡らされた木々


(8):モノレールと合流しました。


(9):露出した岩に立ってみました。
眺めは抜群です。
登ってきた尾根も国道309号のくねくね道もくっきりと見えます。




(10):モノレールは天上を目指す。


(11):天空を走るレール。一度乗ってみたい。


(12):何かを観測する機械でしょうか。


(13):う〜ん、大台ケ原。


ゴール地点:昼飯込みで3時間かかりました。
モノレール付近は伐採されているので、
未整備の尾根と比べて格段に歩きやすかったです。
弥山神社はそれほどでもないが、
弥山小屋の近くは登山客でいっぱいでした。
ちなみに、モノレールは(11)以降見失ってしまって、
どこに続いているのかわかりません。


看板を見ると、東の尾根から国道309号に下れる登山道があるらしい。
帰りはそこを歩こう。


今から帰ったら15時までにはスタート地点に到着できるだろう。
しかし物足りなかったので、先週タイムオーバーで行けなかった
七面山まで縦走することにした。


弥山神社から望んだ八経ヶ岳。多分。


(14):看板を見つけた。
看板のとおり、弥山から明星ヶ岳まで1時間くらいかかったか。
先が思いやられる。


(15):手前に見える尾根の、一番急峻に突出してる部分が七面山です。多分。
2時間くらいあれば行けそう。


(16):篠原へ続く谷を望む。


林道が見える。
家に帰ってから拡大して見てみると、
道が崩壊している。
車で通るのは無理そうだ。
ザレ場っぽいところに鉄板を敷いて砂利で整備してあるようだが、
一部、鉄板ごと崩落している。


(17):林立する林の向こうに、まんが日本昔話にでてきそうな傾斜80度くらいの絶壁が見える。
あれが七面山だ。


(18):七面山へ尾根伝いに歩く。
非常に歩きやすい尾根です。


(19):こういう立体的な地形に出会うとわくわくします。
何か動物が憩っていそうな雰囲気ですけど、結局何者とも遭遇しませんでした。




向こうに見える一番高い峰が釈迦が岳でしょうか?
間違ってたらすみません。
手前の地滑りがその先の険しい沢を連想させます。


(20):七面山に着きました。
といっても、七面山(東峰)らしいです。


もう15:00です。今から帰ったら何時になるんだろうか。
スタート地点では9:00だったので、今から戻ると21:00?
尾根沿いに来た道を戻ることにしました。
弥山からは東方向に進み、行者環トンネルに出るルートを
選びます。


(16)の辺り?:帰り道を歩いている途中、
呼吸をしてもパワーが生まれなくて、空回りする感覚をおぼえました。
酸欠なのかな?と思って休憩をしましたが、
呼吸が落ち着いてもパワーが生まれてきません。


空腹状態ではありましたが、11時ごろに昼ごはんを食べたし、
朝ごはんも食べてきたし、しかも今日一日、背と腹がくっつきそうな
空腹感を感じたことはありませんでした。
つまりエネルギー不足でないとしたら、空気が薄いことの影響による
症状としか考えられませんでした。


でも動きをスローにして呼吸をゆっくりにしても、
パワーが生まれないということは、エネルギー不足なんだと悟りました。
昼ごはんで手持ちの食べ物は全部食べてしまったので、
今食べ物は一切持っていません。


この時刻でこの位置、この移動速度だと、スタート地点にいつ着くのだろう・・
平地なら普段どおりに歩いていけますが、
少しでも登り気味になると、すぐに息切れします。
街中にあるような階段で言うと、一段上って5秒休憩くらいの移動速度です。


帰り道を行くには弥山を通らないといけません。
弥山を経由せずにトラバースしようと思っても、山肌は急峻です。
ましてや、来た道以上の藪漕ぎする余裕などありません。


(22):弥山までの道は、遅い時間でしたので数人とすれ違う程度でしたが、
弥山小屋付近はそれなりに人がいました。
きっと小屋やテントで泊まる予定の方なのでしょう。
一方私は・・
自動販売機か何かカロリーが取れるものを探しましたが、
ないです。
道中、木々の新芽をどれだけ食べようとしたことでしょうか。
新芽を人間が食べれるのかどうかわからないので、口にはしませんでしたが。
それだけ、わらをもすがる思いでした。
すれ違ったどなたかに飴玉を一個もらえれば、きっと天と地の差だったでしょう。
しかし私は自力で下山します。
これまでも幾度か危機的状況に巡り合わせましたが、自力で乗り越えてきました。
これまでがそうだったように、これからもそうします。


弥山小屋付近のベンチに座って、30分ほど休憩しました。
休憩など普段したことがありません。
こうやって日が落ちてトワイライトが空を覆っていく中、気力ゼロで休憩していると、
ただただ自分の無力さを実感するばかりです。
七面山から尾根を縦走してきましたが、大峯山脈はずっと風が吹きつけ、
体温低下も馬鹿にならない。


ともあれ、弥山から先は下るだけでしょう。
17:45ごろ:気力を振り絞って、腰を上げ、弥山から東方向=行者環トンネル登山口へ向かいました。
下りであっても、15分に一回10分ほどの休憩が必要なほど、
状況は中々回復しませんでした。


しかも下り中、山が迫ってくる・・どういうことだ・・
あとは下るだけと思っていただけに、あの山を登らないと思うと、絶望。
マジでこれは帰れないかも、と思いました。
(地図で見ると確かにアップが・・見逃していました。)
現在までの状況を鑑みるにもう8割がたスタート地点に帰れないと実感しているのに、
その危機を無視して、麻痺して、私の心は進み続けます。
人間の心理は自分に都合のいいようにできています。


弥山から「聖宝ノ宿趾」までが超絶長かった。
下りなのに、中々着かない。
「聖宝ノ宿趾」はお地蔵さんか何かでしょうか?
着いたらあわよくばお供え物を・・いやなんでもない。


18:30ごろ、お供え物のない「聖宝ノ宿趾」を通過すると、そのうちに登りに入る。
息切れしないようにゆっくりと進むようにする。
心なしか、息切れせずに進めるようになってきた。
途中、テントを見かけたが、どこでも寝れるっていいなあ。


19:00ごろ、暗すぎて地面が見えないのでヘッドランプを装着しました。
ヘッドランプを持ってこなかったら、確実に日帰りできなかったな・・


(23):20:30に行者環トンネル登山口に到着しました。
登山口周辺には車がたくさん止まっていて、
テントも見かけました。
国道309号を歩いて、スタート地点に向かいます。


スタート地点:21:00に到着しました。
コンビニ弁当うまい。