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石鎚山

どうしても雪で滑って進めなくなったので、諦めて引き返しました。


コース
国民宿舎石鎚からスタート。
登山道を通り、石鎚山頂を目指した。


地点説明
(1)登りでは沢を越えるのだが、道が分かりづらい。
少し早めに沢を越えてしまって、藪漕ぎしてしまった。
すぐに登山道に出た。
分かりづらい。


(2)ここからトラバースに入る。
斜面状の積雪の下に隠れて、凍った雪が斜面状に堆積している。
数時間前に渡ったのであろう、12爪のアイゼンの足跡をたどろうとするが、
俺の簡易アイゼンだとどうしても滑る。
笹など、周りに掴むものもないし、足が滑ったら滑落必至。
地図を見る限り、おそらく石鎚山山頂まで似たような道が続くだろう。


(3)もう限界。ここで引き返した。
何回も東へ滑り落ちそうになった。
斜面の凍りついた雪に指を突き刺しているために、手が冷たさで感覚がなくなる。
指を雪にガリガリ突っ込んでるのに、全然痛くない。
もうやばいと思った。


諦めそうになる。
理性で考えれば考えるほど、来た道を戻ることは不可能であると悟って、
理性的判断を脳が放棄しようとする。
だがしかし、戻らなければ生き延びることはできない。
脳の中では戻ることが絶対的に優先され、
結果的に危機感を強制的に無視する。
普段では危険と考えられる行動であっても、
もうどうにでもよくなってしまう。
以前、遭難しかけた時と同じ心理状態である。


でも、絶対に諦めてはいけない。
現状で危機を甘んじれば、即、死につながる。
生き延びるためには、継続して一挙手一投足に集中しろ。
理性を確保しつつ、少しずつ来た道を戻った。


少し進んだら、太陽光で手を温める。
その作業を繰り返して、なんとか(2)まで帰還した。


感想
(3)から(2)に戻る間に、登ってきた人とすれ違った。
足跡を見ると、彼らはアイゼンを履いていないようだ。
しかも荒々しい足跡などなく、平然とトラバース路を歩いてきたようだ。
俺は簡易アイゼンを履こうが履くまいが、滑る。
なんで俺の足だけ滑るんだ。
装備の違いだろうか。
納得がいかない。


帰りにさくらの湯で体を暖めた。
小指の外側と薬指の先が麻痺していたので、
1時間ほど指先を湯につけて暖めたが、
麻痺はとれなかった。
そのうち治るんだろうか??