魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st

本映画に関する予備知識無しで映画館へ見に行きました。
そこの映画館は毎月15日が1000円で、上映時間の最終が18:45〜20:55でした。
平日でしたが残業を放棄して自転車飛ばしました。


内容
終盤に大きく挿入された新ストーリー部分を除いては、
TV版「魔法少女リリカルなのは」の総集編のようでした。
ストーリーやキャラクタの服装、デバイスのデザインに多少のアレンジがありましたが。
例えば、ユーノとなのはが初めて出会う状況が異なったり、
なのはの私服が変更されていたり、
レイジングハートのシーリングモード時のデザインが異なったり等です。


感想
あくまで予備知識無しで見た感想ですが、
全く別のストーリーを期待して見に行ったのでそういう点では期待はずれでした。


まして総集編ということは、TV版全13話を2時間程に詰め込むので、
必然的に描く内容が全体的に薄くなります。
どうせTV版と似た内容なら、なのはとフェイトのそれぞれの葛藤、
お互いの衝突を濃く描いてほしいと思いました。


特に、ジュエルシード集めを巡って
フェイトと衝突することになったなのはが、現状に疑問を感じ葛藤する様が、
TV版よりも描き方が弱かったように思いました。
その悩みに没頭するあまり、アリサやすずかとの関係が
ぎくしゃくしていく様は、劇場版では省略されていました。


フェイトに関しては、そもそもTV版ではジュエルシード集めに関する葛藤を
強く描いている場面はありませんでしたが、
劇場版では掘り下げて描いても良かったかな、と思いました。
(もしかしたら掘り下げて描いていたかもしれません。覚えていません。)


TV版での「ただ捨てればいいわけじゃない、逃げればいいわけじゃもっとない」のセリフは、
お互いが持つ葛藤がふっきれた後に、二人が最後に衝突し、決闘する場面でなのはが言うのですが、
劇場版では、似た場面はありましたが、そう言うセリフはありませんでした。


したがって、なのはとフェイトの戦闘シーンがあっても個人的には盛り上がれませんでした。


新ストーリー部分については、TV版では見れない内容です。
他に目新しいところがない分、新ストーリー部分が本作品のメインと言えます。


余談ですが、絵の色合いが濃くてくどかった印象を受けました。
例えばA'sの夜空や夜の街の色がちょうど良いと思うのですが、それと比べて色合いが濃く、
さらに青色がかかりすぎていました。


風景に関してはTV版でも同じことが言えますが、人工物はともかく、
自然は精彩で素晴らしいと思いました。
空の描き方が綺麗です。
山はよく観察して描いているなと思いました。


ポスター
映画館で特典のなのはのポスターをもらいました。

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